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一年に数度しかない朱の空

この一週間寝込みすぎて異常に時がたつのが早かったです。
大分、回復してきました。
気付けばセンバツも終わり、プロ野球は開幕。
センバツの優勝は常葉菊川。
田中投手のピッチングはちらっと見たんですが、じっくりとはいきませんでした。
夏の大会にも出てきて欲しいですね。そうすりゃじっくりみることも。
ぱっと見ですがなかなかキレが良い投手でしたね。

タイガースは苦しいながらも好発進!
毎年恒例の優勝予想。まだやってませんね。時期がずれたからもういっかって感じになってます。
阪神が優勝すれば、それで満足です。

とにかく寝込んだ間に溜まった本を消化するのに忙しい……


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2007.04.04 Wed l 案内 l COM(0) l top ▲



彩雲国物語の登場人物・藍 龍蓮

四月新刊を読み終えて、思ったこと。
だんだんクォリティが下がってる(?)
もともと高くもなかったが……
最近とみに文章が粗い……何故? 売れ出したから?
うーん。
売れ出してくると仕事が雑になってくる作家がいるのは、やっぱ、金ってこと?

待たせたわりに面白くなかったな。もう買うのやめようか……
そんなこと思う日がこようとは。


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2007.04.03 Tue l 絵画 l COM(0) l top ▲
―暁英雄譚―

3‐3

 社交場である城塞西側二階の円形闘技場。そこへ辿りつくまで薄暗く粛々とした回廊を無言で歩いてきたので、入り口の大きな扉から盛況な様子が窺えて、リコは僅かにホッとした。
 天井から硝子細工の灯が絢爛と垂れ下り、煩雑する人々の交流を静かに照らしていた。
 金属の打ち重なる音が雑音に混じって聞こえてくる。剣闘士が試合を繰り広げているのだ。試合はトーナメント方式で、このトーナメント戦を制覇した者には市民権が与えられる。それを貴族たちは観戦しながら互いの友好関係を深めていく。時に険悪さに磨きがかかるということもあるが。
 リコは十五歳で入隊した。以来、社交界には縁がなかった。この闘技場へ足を踏み入れたのも初めてだった。
 キアラは目的の人物を探し当てると、嬢子の元へ歩みより、膝をついてその令嬢の指に口づけた。
 気障ったらしいのは玉に瑕。リコはキアラの仰々しさに苦笑した。
 彼女はプリムラ・ジュリアンと名乗り、優雅にドレスの裾を摘んでお辞儀をした。
 腰まで伸びた黒髪を左右に分けて結い上げていた。髪を飾っているリボンは白薔薇柄のドレスと同じ生地だ。コルセットで締めつけれいるのか、腰の括れは驚くほど細い。異様に思える化粧は原色で彩られていて個性的。豊満な胸と相まって威風堂々とさえしていた。それ故、大きく円らな濡羽の瞳が揺れて、表情がくるくる回ると、容姿との調和が崩れて見えた。四、五歳くらい年上なのかと思ったら、意外にもリコより一歳年下だという。
「家はあなたと同く四天王なのです」
 リコと同じ年頃の娘がいる四天王はただ一家しかない。
「……セバス卿の?」
「そう、わたくしのお父さま。以前からあなたにお会いしたいと思っておりました」
「私のことは父君から?」
 プリムラは口元に手を当てて、笑いを堪えた。
「ええ、手強い政敵の話は家でもよくされるのです。でも、わたくしがあなたに興味を持ったのはお父さまの影響ではなくてよ。ご自分の評判は聞かないのかしらね。貴族の娘たちの間では随分、人気がおありなのよ」
「政敵? 人気って……? 何のことだ」
 プリムラが何をいっているのか、全然わからなくてリコは戸惑った。
「セバス嬢、彼女は世情に薄いのです。あまりからかわないでやってください。それに彼女の家は少々特殊なのですよ」
 助け舟を出してくれるかと思えば軽口。
「どういう意味だよ、キアラ」
「娘に武器を持たせて一流の剣士に育てようなぞ、到底常識では考えられないよ。他家の親なら嘆き悲しむだろうね」
「そういう環境だったんだ。ほっとけ」
 リコが不貞腐れたように吐き捨てると、プリムラはからからと笑った。
「ノヴァリスさまの仰るとおりかも知れませんわ。セバス家も武門ですが、お父さまは一人娘のわたくしに剣を持てとは仰りませんもの」
「セバス卿が亡くなっても、そういい続けられるのか」
「不吉なことを仰るのね。そうね、その時は分家から養子縁組するしかないわね」
 何がそんなに可笑しいのか、プリムラは零れそうになる声を耐えるように首を振ると、髪が揺れて耳元が露になった。
 象牙色の花の耳飾。バザールで商人が自慢げに取り上げたあの耳飾だ。
(そうか、売れたのか)
 プリムラの耳で魅力的に輝いて、そして彼女をより輝かせていた。
「ちょっと失礼するよ。珍しい友人の顔を見たのでね、挨拶してくるよ。ああ、リコ。僕の戻りが遅いようなら先に帰っていいよ。忙しいところつきあわせちゃってごめんね」
 キアラはすまなさそうにリコの頬を撫でた。
 彼の友人は手入れの行き届いていない乱れた黒髪に褐色の肌、そして全身黒尽くめだった。二、三言会話をすると、別の男が加わる。この男は燕尾服を瀟洒に着こなし、優雅に洗練された一礼するとキアラと握手を交わした。
「あれはサイスの特使さまじゃなかったかしら。確か、ストリンドベルクさまとヨウさま」
「特使? とてもそうは見えないが……プリムラはよく知っているな。もう挨拶は済ませたのか」
「いいえ、挨拶する必要などわたくしにはなくてよ。あなたは社交界に出てこないようですけど、情報に疎くなりませんの? ここでは、あなたがいついらっしゃるか、賭けることもありますのよ」
「賭け?」
 自分が話題の種になるなど思ってもいなかった。
 驚愕する様子のリコを完全に無視してプリムラは無言で鋭く睨んだ。
(第三者がいなくなれば急に態度を硬化させるのか……)
 初対面の人間に剣呑に睨まれる覚えなんかない、とリコは心の中で愚痴る。
「私、何かした? ……プリムラ」
「わたくしの名はプリムラではなくて、プリムラ・ジュリアン。勝手に略さないで!」
 彼女はやや気色ばんでいった。
「すまない」
「それに馴れ馴れしくして欲しくはありません。いわばわたくしたちは恋敵なのですから。どちらがあのお方の御心を射とめるのか。勿論、わたくしが一歩いえ六十歩ほど先じていますわ」
 リコはプリムラの高慢さに目を白黒させた。
「あなた、ご結婚のご予定は?」
「ええ? どうしてそんなこと訊くんだ」
「いいから答えてちょうだい。わたくしには重要なのです」
「? 予定なんかない。キアラとの婚約も破棄になったしな」
「他の殿方はいかがですか」
「プリムラ……いや、プリムラ・ジュリアン。君が何を心配しているかわからないけど、私は当分、軍人生活をやめるつもりはないんだ。勿論、結婚するつもりもない。できるような状況ではないしな。虚しいことに相手もいない」
「……そう。では何故、お父さまはあんなことを……」
「セバス卿がどうしたって?」
「何でもありませんわ」
 プリムラはドレスを摘んで可愛らしく頭を下げた。可愛らしいと思ったのは一瞬で、すぐにその瞳にある冷たく鋭利な憎悪を感じ取った。
「ご武運をお祈りいたしております」
 リコを困惑させるだけさせて、踵を返して離れていくと、彼女の周りにどっと人が押し寄せ、取り囲んでしまう。
 さながら、女王のようだ、とリコは思った。

To be continued

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2007.04.02 Mon l 日記 l COM(0) l top ▲
― The book of value ―
2007年度3月既読リスト+評価値(5段階)

A…とても面白い  B…面白い  C…普通  D…面白くない  E…最低

菅沼理恵 著
 しろがねの永遠

リン・フルエリン 著  浜名那奈 訳
 光の狩り手(3)
書評

上橋菜穂子 著
 天と地の守り人 第二部
 天と地の守り人 第三部
書評

あさのあつこ 著
 ラスト・イニング

佐藤多佳子 著
 一瞬の風になれ(1)

森 絵都 著
 カラフル

コーネリア・フンケ 著  浅見昇吾 訳
 魔法の声

畠中 恵 著
 しゃばけ
 ぬしさまへ

伊坂幸太郎 著
 死神の精度


――繰越本
※月末寝込んでいた為に消化できなかった本

「終焉の詩 フェンネル大陸偽王伝」 高里椎奈 著
「七王国の玉座(上)」 ジョージ・R・R・マーティン著
「七王国の玉座(下)」 ジョージ・R・R・マーティン著

――積本
※下記の六作の書評を書かれるいるサイトがありましたら、トラックバックに書き込んでください。お願いします! 今後の読書に役立てます。

「禁断のシンクロシティ」 水島 忍 著
「束縛のナイトメア」 水島 忍 著
「ザ・ゴール」
「オーデュポンの祈り」 伊坂幸太郎 著
「魔王」 伊坂幸太郎 著
「サンキュー・ジーバス」


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2007.03.31 Sat l 未分類 l COM(0) TB(0) l top ▲
一時投稿(3月28日)
あかん。完全に風邪うつってしもた。家庭内大蔓延や。
肺が痛いわ……頭がぼんやりするし、読み直しても直さなあかんとこが分からん。
今回、文章が荒いかも知れんけど、堪忍してくれ。

書いている間、脩二のマセガキ具合には頭突きたくなった(笑)
しかし、ここまでやるのに何枚原稿用紙を使わないあかんねんっ!
数えたら五十二枚。
お前ら、焦らしすぎやろ、と架空に人物たちにつっこんでしまった。

次回からは過去編。設定の齟齬を修正して書き始めるとします。

追記(3月30日)
遼の佐久間姓を真木姓に変更。流石に大阪出身で佐久間姓はまずいよな
インスピレーションであんまり深く考えてなかった。ふと、思った。関西で佐久間なんて名字聞かない。
正常に戻った頭でACT.4を修正加筆しました。まあ、ちょっとはマシになっているかと思う。


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小説はこの下↓↓※18禁※ディープな(?)性描写が含まれています。読む方はくれぐれも気をつけてください。
2007.03.30 Fri l 日記 l COM(0) l top ▲